1年の折り返しの10月は、行事が多く『気持ちの切換え』がとても大切です。
運動会が終わり、少しずつ学習に集中できるようにと講話しました。
【講話】
おはようございます。今日は、学校教育目標「進んで学ぶ子」に関係するお話しをします。目と耳と心でしっかり聞いてください。
むかし、江戸時代に新井白石という偉い学者がいました。徳川将軍のもとで、乱れた世の中を立て直すという大きな仕事をした人です。しかし、新井白石は最初から頭が良かったわけではなく、子供の頃は、勉強が嫌いで朝から晩まで遊び回っていたそうです。それを見たお父さんが、白石にこんな話しをしました。
「お米を入れる箱から一粒の米を取っても、お米が減ったかどうかは分からない。でも毎日一粒ずつ取ってくと1週間、1ヶ月、1年と取り続ければ、はっきりと減ったことが分かる。これとは反対に、米の箱に1粒の米を入れても増えたかどうかは分からないが1週間、1ヶ月、1年と毎日1粒ずつ入れていけば、はっきりと増えたことが分かる。勉強もこれと同じで、1日だけ勉強しても、すぐに頭が良くならない。反対に1日怠けたからといって、すぐに頭が悪くなるわけでもない。けれども毎日、毎日ほんの少しでも努力を続けた人と、ほんの少しでも怠け続けた人とでは、1週間、1ヶ月、1年と続けるうちに大きな差が出てしまうものだ。」こういう話しです。
お父さんの話しを聞いた白石は、1粒の米をいつも机の上に御守として置いて、怠けようという気持ちが起きた時、その米粒を見て自分を励まして勉強を頑張ったそうです。何年も努力を続けたお陰で、歴史に残る立派な人になったわけです。
そこで皆さんも、新井白石のように、勉強でも運動でも毎日少しずつ努力を続けてください。『継続は力なり』という言葉がありますが、毎日続けていくと、毎日の1粒1粒が皆さんの中に力として貯まっていきます。
ここにお米を持ってきました。1ヶ月分だと31粒、1年分だと365粒、小学校6年分だと2190粒で、こんなに多くなります。もし、くじけそうになったら『1粒の米』の話しを思い出してみてください。
最後に、皆さん、交通事故にあわないように、行動できていますか? 「もしかして・止まる・見る・待つ・確かめる、飛び出すな」の合い言葉をしっかり行動に移しましょう。大切な命、自分でしっかり守ってください。